Carina Delay

Carina Delay

出身国カナダ
母国語英語
その他の言語英語、ポルトガル語、フランス語、イタリア語
趣味日記を書くこと,折り紙,ゲーム

カリーナはブラジルとカナダの二重国籍ですね。そのことについて、もう少し詳しく教えてもらえますか?

もちろんです!私はブラジルで生まれ育ちました。そしてカナダの高校と大学へ行きました。

そうですか!それは大きな変化だったと思います。カナダでの生活はどうでしたか?

カナダでは、私の通っていた高校はブリティッシュコロンビア州にあり、また大学はケベック州にあったので、私は英語圏とフランス語圏の両方を経験しました。カナダの東部と西部を両方経験したことは本当に楽しかったです!国自体がとても大きいので、東部と西部ではまるで違う国のように感じました。またケベックではほとんどの人がフランス語を話すので、より一層その感覚を強く感じました。

では、フランス語を話せるということですか?

はい、そうです。私が話せる4つの言語、ポルトガル語、英語、フランス語、イタリア語のうち、3つ目の言語です。

4言語も話せるのですか!素晴しいですね。でも、なぜそれほど多くの言語を話せるのですか?

理由は、私は本当に語学を学ぶことが好きだからです。語学学習に対する私の強い思いと絶え間ない努力は、幼い頃から両親に教わってきたものです。両親は、何よりも言語こそが世界への扉を開く鍵だという信念を持っています。私の家族はとても多言語な家族で、全員がポルトガル語と英語を話します。加えて父はスペイン語、弟はドイツ語も話します。

そうなんですね。現在、日本語も学んでいるそうですが、それについてはどうですか?

日本語に関しては、難しいと認めざるを得ませんね。私にとってはアジアの言語として初めての言語なので、全てのことが新鮮に感じます。そして漢字も本当に難しいですね。でも、実際はとても楽しんでいます。新しい漢字を学ぶ度に、それに魅了されています。

漢字の勉強は、ローマ字を使う言語の学習と比べると、全く異なっていると思いますが、どうですか?

そうですね。でも実際は、漢字の由来を辿ることと、英単語の語源を学ぶことは、大きく違わないということも分かりました。そして漢字は美しいです。日本語の文字は、ローマ字と比べるととても興味深いですね。

学歴について教えてもらえますか?

私は、英語とポルトガル語、そして英語とフランス語で、翻訳の学位を取得しています。

そうですか!語学関連なんですね。本当に語学に対して熱心なんですね!大学生活の中で最も印象深いことは何かありますか?

私にとって最も大きなことは、私には言語を探求する機会が本当に数多くあったということです。ラテン語を学ぶ機会があり、それがきっかけで、同じ教授のもとで語源学のコースを受講しました。ラテン語の基礎を固めたおかげで、その後、法律英語の用語辞典を編纂するプロジェクトに参加することができました。このプロジェクトで初めて法律英語に触れ、その経験のおかげで、翻訳会社に就職することができました。

翻訳も語学教育も両方とも語学の分野ですが、それらを比べてみると、どのように思いますか?

教えることは翻訳よりももっと複雑だと思います。翻訳は紙にすでに書かれた言葉から始まりますが、教えることは沈黙から始まります。教えることにおいて必要なことは、教師がテキストを読むことではなく、生徒自身を読むということです。私たち教師は、生徒が表現したいことを表現できるよう、それに必要なツールを与える必要があります。 また、生徒が何を表現したいのかを予測し、積極的に働きかけることも必要です。翻訳が簡単な仕事だということではありません。しかし、教えるということ、そしてより上手に教えるということは、とても複雑で奥深いことだと思います。

エクスリンガル以外で、何か教育関連の経験はありますか?

エクスリンガルに入る前、私は教育の様々な理論について知識を深めていました。しかし、ブライアンやギャレスのような語学エキスパートたちの指導と、エクスリンガルの教育メソッドを実践することで、それらの理論を全て実践することができました!学びというのは尽きることがありません。そして生徒さんたちからも多くのことを学びます。とても物知りで多才な生徒さんが多く、分かち合いたい知識や経験をたくさん持っているので、教室が彼らの”ステージ”になるようにしています。

語学に対してとても情熱を持っていますね。では、全ての語学学習者が知っておくべきことは何だと思いますか?

”翻訳するのをやめる”ことです。私は翻訳者を経験した者として、こう言いたいです。翻訳が役に立つこともありますが、それは自転車の補助輪のようなものです。学習を開始する際には役立つかもしれませんが、一生翻訳に頼っていては、あなたの可能性を最大限に引き出すことはできないでしょう。学習ツールとしての翻訳は効率的ではありません。学習している言語を”自分のもの”にするよう努力をしなければならないのです。あなたは言語を訳すのではなく、話すのです。ネイティブ・スピーカーと同じように。

確かにそうですね!ぜひ覚えておきたいと思います。ではもう一つ、時間のあるときや休日は何をしていますか?

文章を書いたり、本を読んだり、コンピューターゲームをしたり、また何かを作ってみたり、たくさんある植物の世話などをしています。オーディオブックやポッドキャスト、YouTubeのビデオを聴きながらです。少し前にも言いましたが、やはり学びは尽きることがありませんよね。

常に前進、ということですね!お話してくださりありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。